<基礎編>
1.いりません。お肌は出す場所です。お尻と同じ排泄器官です。
お肌への栄養は食べ物からとってください。バランスのよい食事が大切です。
2.酸性化粧品は収れん作用があります。もともと肌は弱酸性で、その肌に弱酸性化粧品を使い続けると、代謝不全になり、潤いが出なくなるので、乾燥肌になり、シミ、シワ、敏感肌に移行します。過保護にしてはいけません。
アルカリ化粧品は一時的にアルカリにすることで肌代謝が起こり、アルカリを中和しようとして、酸性物質の潤いが出ることで肌の健康につながります。
「美肌の湯」といわれる温泉にアルカリが多いのはこのためです。
3.ある程度は仕方ないですね。でも皮膚のセンサーであるランゲルハンス細胞を活性化させることで、肌の代謝がよくなり若返りにつながります。
4.活性酸素が肌に影響すると、くすみ、しみ、しわ、吹き出物等の原因になります。活性酸素は、ストレスや疲労が蓄積したり、また合成界面活性剤やステロイドを長期間にわたり使用した人に多く見られます。とくに、合成界面活性剤やステロイドを使用した人は、かゆみ、赤み、プツプツ等が肌に出ることが多いようです。
活性酸素(O2)を除去するには、活性酸素のO2を水素(H)と結びつけて、水として排出するのが有力です。
ペプチドアミノ酸には、多くの水素を含有するアミノ酸を主原料としているので、活性酸素のO2とアミノ酸の水素(H)がつき、H2Oの水となり除去します。
ペプチドアミノ酸をたくさんつけることが活性酸素の防止、除去に効果があります。
5.収れん作用、殺菌作用、アルカリ中和能が働き、外部の刺激から守る働きがあるからです。
6.合成界面活性剤は、水分と油分を混ぜ合わせる成分です。洗剤などに多量に含まれているもので、どんな油汚れもスッキリ落としてくれます。これを肌に使用したらどうなるでしょうか。
肌を守るための天然クリームである「皮脂」まで削ぎ落とされてしまいます。また、合成界面活性剤は浸透力が強いため、化粧品に含まれる有害な化学物質までも浸透させます。さらに、ランゲルハンス細胞のレセプターを溶かしてしまい、本来のセンサーとしての役目が果たせなくなってしまいます。
皮脂を削ぎ落とし、ランゲルハンス細胞の衰えた衰えた肌は、いつの間にか抵抗力をなくし、敏感肌や潤いやハリのない肌に変化していきます。
7.肌にたくさんの潤いを与え続けたため、本来の肌の機能が働かず、必要な分泌物が排泄できない状態になったからで、肌本来の機能を取り戻す措置が必要です。代謝を活発にさせ、分泌物の排泄を促すことで健康ないきいきとした肌になります。
8.合成界面活性剤などの影響を受け、ランゲルハンス細胞が正常に働かなくなったため、代謝不全になった可能性があります。
症状が似ているため、アトピーと診断されることもありますが、ペプチドアミノ酸で活性化すると、人によっては、強い免疫反応が起こる可能性があります。修復機関には個人差がありますが、症状は改善されます。
9.化粧品会社は、肌への吸収を競っていますが、基本的に肌は排泄するのがその役割であることを理解しましょう。汗や脂質などを分泌するのが肌の役割です。それらを正常に排泄することによって、健康的で潤いのある肌が得られるのです。
もともと肌には外部からの侵入を防ぐバリア機能がありますが、化粧品会社は皮膚に浸透させるために、浸透力の強い界面活性剤を使用したり、最近ではナノやピコの微細分子化した化粧品を開発しています。
これらの異物が皮膚に侵入すると、肌の排泄機能がこれらの異物を排泄しようとして、肌荒れとなって現れたりします。 結論としては、化粧品は極力使わないようにしましょう、というのが免疫美容の考え方です。肌の栄養は化粧品からではなく食べ物から摂ればいいのです。
10.食物は食べたときの状態のまま吸収されるわけではありません。コラーゲン入りの食品を摂っても、胃で消化されたあと腸でアミノ酸に分解されて吸収されます。吸収されるときは最初のコラーゲンではなく、ばらばらのアミノ酸になっているわけです。というわけで、コラーゲン入りの食品を摂っても、あまり意味がありません。それよりはバランスのいい食事をこころがけることが大切です。たんぱく質、食物繊維、炭水化物、ビタミンやミネラル類などをバランスよく摂りましょう。
11.肌の表面は、弱酸性になっています。弱酸性だと、殺菌効果があり外部から菌などの侵入を防ぐことができるのと、肌を引き締める収斂効果があるからです。
菌から体を守るため、肌は放っておいても自然と弱酸性になる機能を持っています。
皮膚代謝から生まれる脂肪酸や皮脂などの酸性物質に他の物質が加わって自然に弱酸性になります。
弱酸性の化粧品は確かに肌の状態に近いので一時的にはいいのですが、長く使い続けると今度は逆に肌本来が持っている弱酸性になる機能が損なわれてしまいます。
ですから、弱酸性の化粧品は長期間にわたって使用するのは避けたほうがいい、というのが免疫美容の考え方です。
逆に皮膚にアルカリ性の物質が触れると肌は弱酸性になろうとして、皮膚代謝は活性化します。そのことは全国の温泉で美肌の湯といわれる温泉はアルカリ性泉質の温泉が多いのをみてもわかると思います。
12.美容液タイプのファンデーションは乳化剤がトラブルの原因になるので避けた方がいいでしょう。
ポリマー入りのファンデーションは、フィット感がいいのですが、肌の代謝をダメにするのでお勧めできません。
肌の代謝が正常になると皮下組織から潤い成分が出てくるので、パウダーファンデーションだけで大丈夫になります。
13.ランゲルハンス細胞は表皮の中に点在している細胞で、この細胞が皮膚に関して重要な働きを担っています。それは脳とつながっていて、センサーの働きをするからです。
菌やウイルス、異物が入ってきたら脳に「へんなやつが入ってきたよ」と連絡し、脳はそれらをやっつける指令を出します。つまり人体の持っている自然治癒力の仕組みにランゲルハンス細胞が大きな役割を担っているのです。この自然治癒力の要ともいえるランゲルハンス細胞は免疫細胞ともいわれています。
肌に異常事態が発生すれば、いち早く脳に伝達するのがランゲルハンス細胞の仕事です。このセンサーの役割を担うランゲルハンス細胞が正常に働かなくなったとき、肌にいろいろな異常が現れるのです。
肌の調子の悪い方は、肌を良くするためには、体の免疫力の応援が必要です。
アトピーやアレルギー、体の弱い方は体を健康にすることが基本です。
・体を温めること
・悪血の処理
・腸内環境の改善
・肌免疫の活性化
このようなトータルな視点からNPO免疫美容協会は活動しております。